雲州下屋敷の幽霊
文春文庫
谷津 矢車
2021年7月7日
文藝春秋
814円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
女の怖さ、儚さ、したたかさ、危うさーー。 江戸時代に起こった事件をモチーフに紡がれた珠玉の5篇。 単行本『奇説無惨絵条々』を文庫化にあたり改題。 「雲州下屋敷の幽霊」雲州松平家前当主・宗衍の侍女となったお幸は、どんな酷い仕打ちを宗衍に受けても、恨む素振りを見せない。業を煮やした宗衍が思いついたのは、彼女の背に刺青を入れさせることだった……。 「女の顔」南町奉行所の将右衛門は、材木問屋の娘・お熊が夫に毒を盛った事件で下女のお菊を取り調べる。彼女が頑なに口を割らない裏には恐るべき事実があった。 「夢の浮橋」見世物小屋一座の智は若い男に頼まれて、身の上話をはじめる。貧乏漁師の家から吉原に売られた彼女は、花魁の八橋姐さんに可愛がられていたが……。 ほかに「だらだら祭りの頃に」「落合宿の仇討」を収録。 解説・田口幹人(書店人)
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りんりん
どれも残酷
嘘なのか本当なのか 自分が想像していたものと少し違ったけど 面白かった
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