少年と犬

文春文庫

馳 星周

2023年4月5日

文藝春秋

858円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

【2025年3月20日 映画化!  出演:高橋文哉、西野七瀬】 感涙の直木賞受賞作「少年と犬」 傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だったーー。 2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。 ある日、和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。 その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。 だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか…… 犬を愛するすべての人に捧げる涙の物語!

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みんなのレビュー (4)

美雪

(無題)

starstarstarstar 4.0 2025年02月08日

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幸太郎

言葉はいらない

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4.5 2024年07月04日

こういう物語は苦手だね、嫌ではなく悲しすぎるから ペットも多聞程の絆は出来ないにしても飼い主の心を慰めてくれる、そこには言葉が通じなくてもお互いを信頼出来る間柄になる何故なんだろう、人は言葉でコミニュケーションを取ろうととして時には他人を傷付けてしまう。 相手の気持ちを大切にする様な人になれれば。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2023年11月11日

大震災で飼い主を亡くした犬がいろんな場所でいろんな飼い主となる人に出会う。最後の話のラストシーンでは震災でまた最後となる飼い主の命を守り犬は死んでします。

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しん

(無題)

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4.5 2023年08月11日

私も昔実家で犬を飼っていた。引っ越しの多い家庭で福岡、奈良、などを子供の頃から一緒に移ってきた。小学生から大学生ぐらいまでずっと当たり前のように家にいたので亡くなった時のショックはかなりのものだった。 この作品では様々な人生に多聞という犬がかかわっていくのだが、人にとって犬というのはとても重要なパートナーなんだなと改めて思った。

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