河東碧梧桐ー表現の永続革命
文春学藝ライブラリー
石川 九楊
2023年12月6日
文藝春秋
1,815円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
上野千鶴子氏激賞! 「世界最短詩型である俳句は、日本語と格闘せずには表現たりえない。本書は『表現の革命』を論じて、真に革命的な日本語表現論だ」 口絵 第一章 俳句第二芸術論ーー赤い椿白い椿と落ちにけり 第二章 子規と碧梧桐ーー師を追うて霧晴るゝ大河渡らばや 第三章 三千里の旅へーー鳥渡る博物館の林かな 第四章 新傾向俳句の誕生ーー思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 第五章 龍眠帖と龍眠会ーー鮎活けて朝見んを又た灯ともしぬ 第六章 碧梧桐と虚子ーー虚子といふ友ありけりや冬瓜汁 第七章 無中心論の展開ーー相撲乗せし便船のなど時化となり 第八章 登山家・碧梧桐ーー立山は手届く爪殺ぎの雪 第九章 『八年間』の麗姿ーーローマの花ミモーザの花其花を手に 第十章 関東大震災の記録ーー松葉牡丹のむき出しな茎がよれて倒れて 第十一章 新切字の探索ーー汐のよい船脚を瀬戸の鷗は鷗づれ 第十二章 ルビ付俳句の意義ーー虎(オ)猫(マヘ)友(ツ)猫(レ)なうて来る鼻声(コヱ)鼻黒が痩せて腰骨(フリ) 第十三章 碧梧桐死すー金襴(テリ)帯かゝやくをあやに解きつ巻き巻き解きつ 河東碧梧桐略年譜 あとがき
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