形成的な評価のために

名著復刻

梶田叡一

2016年10月31日

明治図書出版

1,870円(税込)

人文・思想・社会

教育活動を計画的かつ着実な形でやっていくためには、P(計画)・D(実施)・C(評価)・A(補充/深化)といったサイクルをきちんと踏む形で取り組まなければならない。こうしたPDCAサイクルは、また、O(目標)に向けての意識抜きでは機能しない。つまり、これこれの教育目標(O)を実現することを目指して、このような計画(P)を立て、こう実践(D)し、その目標(O)がどう実現してきているのかを評価(C)して、その結果を補充や深化といった次の段階の取り組み(A)に生かしていく、ということでなくては、計画的かつ着実な教育活動にはならないのである。最近こうした考え方が、中央教育審議会の報告等をはじめ各種の公的文書にしばしば現れるが、このことはまさに、一九八六年に本書で述べた「形成的な評価」の考え方そのものと言ってよいであろう。

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