
賞金荒し
長篇ハイパ-・アクション
Tokuma novels
菊地秀行
1990年2月1日
徳間書店
748円(税込)
小説・エッセイ / 新書
新潟県のとある都市に奇妙な男がやってきた。テンガロンハットに皮のウエスタンジャケット、ぶ厚い胸板と笑顔のやけに白い歯が目立つ大男であった。雷左門、職業は賞金稼ぎだ。殺人・強盗等の前科148件という極めつけの凶悪犯を追ってきたのだ。199×年の日本では、世界一の治安の良さを誇った刑事警察機構は崩壊していた。麻薬汚染と銃器の流入が社会不安を増大させ、必然的に生れた新しい時代のヒーローだ。銃口が火を噴き、殺人昆虫が蠢めく壮烈な死闘をかいくぐり、不敵に笑う憎いヤツ、傑作アクション。
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