「紅藍の女(ひと)」殺人事件

長篇推理

Tokuma novels

内田康夫

1990年11月30日

徳間書店

800円(税込)

小説・エッセイ / 新書

将来を嘱望されている新進ピアニストの三郷夕鶴は、父・伴太郎の誕生会に間に合うようにと夕方の家路を急いでいる時、後から尾けて来た男に「旦那さんに」と紙切れを渡された。それには「はないちもんめ」とだけ書かれていたが、それをみた伴太郎の表情は翳った。その夜、幼馴染の甲戸麻矢から「パパのことで」と相談された夕鶴は、軽井沢のテニスで知り合った浅見光彦に彼女を紹介しようと3人で待ち合わせた。そこに麻矢から「パパが死んだ」との電話が入り、二人は横浜の病院へ駆けつけたところが刑事がいて…。

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