「紫の女(ひと)」殺人事件
長篇推理
Tokuma novels
内田康夫
1991年10月1日
徳間書店
800円(税込)
小説・エッセイ / 新書
熱海市・網代のぼくの仕事場に、浅見光彦が訪ねてきた。二人で近くの「月照庵」へお茶を飲みに入ったところ、品のいい和服を着た女性が出てきて、姪を助けてほしいと頼んだ。後日、ぼくは曾宮一恵に会った。彼女は熱海にある和菓子屋「芳華堂」の娘で、「父母が毒殺され、私は一度死んで、そのとき犯人の姿をみたのに、警察は自殺だという。名探偵の浅見さんに会わせて…」と訴えた。幽体離脱?ぼくにはお手上げだ。こうして浅見の活躍が始まる。事件の源は・宇治市にと喝破した彼は、一恵とソアラを走らせたが…。
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