スペイン血の儀式

長篇推理サスペンス

Tokuma novels

吉岡道夫

1992年8月1日

徳間書店

800円(税込)

小説・エッセイ / 新書

影山真改は、深夜、向島のコンビニエンス・ストアで外国人たちにより強盗殺人事件に遭遇した。店内にいた客の中では、影山とイラストレーターの湯船奈帆子だけが助かった。店長の中本孝司は危うく難を逃れたが、店員の勝山繁男は「オ、オ…レ…ハ」と謎の言葉を遺して射殺された。強盗が目的にしては犯人たちの態度が冷静過ぎる、と不審に思った影山の勘は的中した。数日後、中本が公衆便所で殴殺されたのだ。さらに同じ頃、スペインの要人マノロ・イグナシオが、ホテルのバスルームで怪死していた…。

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