風の谷のナウシカ（7巻セット）

最高だった。

ザーッと一度読んだだけだと、国や人間関係、そして物語の肝となる人間とは・腐海とは・浄化とは、あたりの定義がよくわからなくなる。 何度か読めば腑に落ちるのかは疑問だが。 Wikipediaに記載されていた宮崎駿本人の評価も「ぐちゃぐちゃになってしまった」とのことだったし。 とは言え、すごいスケールのすごく深い話であることは間違いない。 映画製作時に漫画のストーリーはどこまで出来ていたのかはわからないが、これだけの内容を控えていながら、よくあの前半だけを映画化し、しかも観た人を感動・納得させるものに作り上げたものだと驚いた。 また、今回初めて漫画を読んだと思っていたが、皇帝が幽体離脱した姿や、巨神兵がナウシカを「お母さん」と呼ぶ姿など、所々記憶に残っている場面があり、全てかはわからないが、一度目を通したことはあったようだ。 しかしラストシーンはまるで覚えていなかった。