
紅蓮亭の狂女
徳間文庫
陳舜臣
1989年1月1日
徳間書店
491円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
京城事件をめぐり日本と清国の関係が緊張していた明治18年。駐清国日本公使榎本の密偵・古川恒造は宮廷関係の情報収集にあたっていた。ある日宦官を通じての工作が実を結び、皇帝の従兄弟の皇族載澂に面会が叶う。しかし遊蕩児と名高い載澂の話は女のことばかり。あげくに邸内の庭に建つ紅蓮亭で古川は奇怪な体験をすることに…。表題作ほか、中国激動の時代の裏面史と日本人との関りを描く歴史小説6篇。
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