仮面の裂ける日

徳間文庫

勝目梓

1986年9月30日

徳間書店

598円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

東京新報の社会部記者、梶邦彦の帰宅を待っていたかのように「娘さんを預かっている、三千万ほどほしい」という脅迫電話がかかった。同じ頃、大学の演劇部新入生歓迎コンパからの帰りを三人組に誘拐された梶の一人娘は、裸にむかれて凌辱を受けながら、「あんたの親父は腕のいい新聞記者だって話だが、おれたちにいわせりゃ、冷血漢のエゴイストだよ」と“報復”の犠牲にされつつあった…。長篇バイオレンス。

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