扉のない闇
徳間文庫
西村寿行
1988年2月29日
徳間書店
502円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
新宿歌舞伎町裏の公園で、深夜、労務者が殴殺され、目撃者の証言で、界隈を毎夜ハシゴ酒する初老の実直なサラリーマン日下祐二が容疑者に浮かんだ。新宿署捜査員徳田は、酒に溺れ記憶のない日下を連れ当夜の行動を追うが、微かな女の記憶とポケットのマッチから、その夜日下が電車を乗り過ごし、甲府にいたことをつきとめた。だが…。(表題作)。心の闇を凝視する異色傑作集。
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