崑崙(くろん)の王(上)
徳間文庫
夢枕獏
1991年7月1日
徳間書店
594円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
黒伏村の久我沼羊太郎の異変に気づいたのは息子夫婦だった。犬のように月に向って吠え、嫁の千絵にのしかかるのだ。犬神が憑いたー。そう信じた息子・佐一郎は犬神落としを頼むが、祈祷師・牛斎は手首を噛み砕かれ、落とし屋の聴問も歯がたたない。そして遂に悲劇が起った。羊太郎が孫の加津雄の首を切り落とし、千絵に襲いかかったのだ。そこへ、祟られ屋のミスター仙人・九十九乱蔵が現れた…。
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