鳴門太平記(上)
徳間文庫
富田常雄
1986年11月30日
徳間書店
598円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
元禄の世、阿波徳島藩勘定役・船越重兵衛は妻を手篭にした奉行・高松主水一味を妻敵討して城下を出奔、主水らの遺児は改易追放の遺恨に無頼の徒となり十八組を結成して阿波の国に異変をまきおこしていた。一方、乳呑み児の重兵衛の一子・長八郎は十八組に殺されかけたところを根来忍者に救われ、蜂須賀藩隠密・村垣玄斎に養育された…。蜂須賀お家騒動を軸に、重兵衛父子の数奇の運命を描く長篇時代小説。
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