おろしや国酔夢譚

徳間文庫

井上靖

1991年12月1日

徳間書店

512円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

1782年、船頭大黒屋光太夫ら17人の男と、廻米・木綿等を積んだ神昌丸は、伊勢から江戸へ向かった。狂騰する波涛に弄ばれ、8カ月後、彼らが流れ着いたのは、北の果て、アムチトカ島だった。望郷の思いに、ひたすら故国への途を求め、彼らは極寒のロシアを転々とし、終にはペテルブルグへ。出帆から、10年近い歳月が流れていたー。鎖国の世、異国へ渡った男たちのロマン溢れる冒険譚。大映映画化。

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