長江落日賦

中国歴史ロマン

Tokuma novels

田中芳樹

1996年5月31日

徳間書店

817円(税込)

小説・エッセイ / 新書

古来、長江を北から南へ渡河して天下を制した者は存在しない。その長江が黄金の帯となって子鵬の眼下にきらめいていた。時代は南北朝。子鵬は、十二年前に八十五歳で没したことになっていたが、実は句曲山中に隠遁している道服の老人と対面していた。南北朝の殺戮は目をおおう残虐さで、革命のつど大量の血が流されている。子鵬は父から託された書簡を渡した。陶弘景という老人は、「不意昭陽殿 化作単于宮」という十文字をしたためて父への返書とした。そのとき彼は子鵬の顔に短命の相を見ていた…中国歴史傑作集。

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