「吉野の花」殺人事件

長篇本格推理

Tokuma novels

吉村達也

1999年3月31日

徳間書店

1,540円(税込)

小説・エッセイ / 新書

花咲村の惨劇を彷彿とさせる桜吹雪に彩られた殺人劇が、またも朝比奈耕作を襲った。月光に照らされた雪景色の中で眺める満開の夜桜-雪・月・花の三要素が揃ったとき、吉野の山の蔵王堂に惨劇が起こる。不気味な殺人予告状で標的にされたのが、地元の名士・井筒屋義信が誇りとする美しい三人の娘、雪絵・月絵・花絵。闇に響く法螺貝の音とともに、異様な美意識に彩られた連続殺人の幕が切って落とされた。朝比奈耕作、待望の新シリーズ『四季の殺人』第一弾。

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