瀬戸内天神伝説8分のアリバイ

書下し長篇旅情推理

Tokuma novels

金久保茂樹

2000年11月30日

徳間書店

880円(税込)

小説・エッセイ / 新書

太宰府天満宮を訪れた女性誌『クロッシュ』編集長・冬木雅彦。同行した島田美樹は奉納された絵馬の名前に見覚えがあった。それは自分の息子の合格祈願で湯島天神で一緒になった池内紀子の名前だった。東京に戻って、湯島を訪ねた島田はそこに奉納されたはずの池内の絵馬が消えたことを知る。それと符丁をあわせたかのような池内親子の突然の炎上死。背後には、受験にからんだいがみ合いがあるのか…?残された池内の夫を訪ねた冬木は不可思議な雰囲気をもった女性を見かける。その女性を追い、冬木は長崎、瀬戸内、防府と旅するが…。しまなみ海道をつかった誘拐犯の身代金受け渡しのトリック。そして、犯人の鉄壁のアリバイは崩れるのか。

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