
幽霊の国・解
書下し長篇超伝承ミステリー
Tokuma novels
西風隆介
2002年6月30日
徳間書店
942円(税込)
小説・エッセイ / 新書
その日、上野の骨董屋『青雅堂』に店主の土門翼が帰ったのは、馬喰町の交換会のあと同業者と一杯やって夜九時を回っていた。あしたが日曜日だということもあり、息子の土門くんと一緒になってガスストーブで炙った剣先するめを肴に缶ビールを何杯かあけ、そこに寝泊まりと相成った。翌朝の五時ごろ。父親は目覚めると金縛りの状態で、しばらくして視野が戻り目だけ動かすと、横で寝ている息子の枕元に得体の知れない白い姿の何者かが立っていたのだ。土門くんは自分では見ていないのだが、その話を聞き、「りゅうが、いますか?」と骨董屋を突然訪れたふたりのチベット人僧侶を思い出した。僧侶は「あなたには、よき霊がついていますね」といったのだ…。
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