竜の時間神国

書下し長篇超伝承ミステリー

Tokuma novels

西風隆介

2003年10月31日

徳間書店

942円(税込)

小説・エッセイ / 新書

気がついた麻生まな美はどこかおかしい。入ってすぐのところで倒れていたはずなのに、洞窟の奥の部屋にいたという。そして頭をうったのか、ふたりは誰という。天目と水野弥生のことをだ。水野は今年歴史部に入ってきた新入部員だから知らないはずはない。おまけにおにいさんの火鳥のことを自分のお父さんだというのだ!それは、天目マサトにいわせると、まな美は別人のようだということになる。マサトには普通人に見えないものが見えるから、竜蔵がその話を電話で伝えてきたとき、火鳥はそれが何を意味するかを考えて、電話を切った。そして、いま琵琶湖の近くの巨刹に異変が起きつつあった。二千年このかた涸れたことのない井戸の水の音が途絶えたのである。

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