契約の櫃
〈失われたア-ク〉はすでに発掘されていた
ジョナサン・グレイ / 林陽
1998年10月31日
徳間書店
2,090円(税込)
人文・思想・社会
紀元前14世紀、モーゼが「十戒の石板」奉納のため、神からの啓示に基づき製作したといわれる契約の櫃。しかし紀元前587年、アークは突然歴史の表舞台からその姿を消すことになる-。以後、神の臨在をしるし、世界支配の魔力を宿すといわれた「失われたアーク」をめぐって、バビロニア、ローマ帝国、さらにヒットラー、ムッソリーニに至るまで、時の権力者たちは執拗にその行方を追い続けてきた。本書は、1982年1月に発掘されていた史上最大の秘宝アーク発見までの経緯と、宗教界、国際情勢に大変動をもたらす事実が明らかになったことで「機密扱い」にせざるをえなかったイスラエル政府の衝撃と苦悩を綴った壮絶なるドキュメントである。
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