秋萩の散る

文芸書

澤田瞳子

2016年10月7日

徳間書店

1,650円(税込)

小説・エッセイ

わしと共に、京の者たちを呪い殺そうとは思わぬかーー。薬師寺別当に任命され、遠い京から下野国にやってきた道鏡は、行信という僧から禍々しい誘いを持ちかけられる。一瞬、道鏡の心を過ぎったのは……。日本の威信と将来を担う人々の姿、奇跡のような瞬間が、奈良の都に満ちる。『若冲』の著者による、人生の機微に触れる傑作歴史小説。

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