小説 となりのトトロ
宮崎駿 / 久保つぎこ
2021年8月28日
スタジオジブリ
1,870円(税込)
絵本・児童書・図鑑
スタジオジブリ作品「となりのトトロ」が、 ハードカバー「小説 となりのトトロ」 として登場! 宮崎駿監督の挿絵、11枚を オールカラーで掲載する愛蔵版。 東京郊外の古い家に、 小学生のサツキと4歳のメイが 引っ越してきました。 家の庭で、メイは 不思議な生き物に出会います。 ずっと古くからこの日本に 住んでいる「トトロ」でした。 メイは、トトロのことを話そうとしますが、 タヌキ、ネコ、ウサギみたいなと、 よくわらかない説明しかできません。 お父さんが、言いました。 「メイは森の主に会ったのかもしれないね」-- 大きな大きなクスノキのある森の際にたつ おんぼろな家を舞台に、 不思議な出来事が始まります。 サツキとメイの生きる昭和30年代の 東京郊外の暮らしぶりーー 薪で焚く五右衛門風呂や もぎたてのキュウリやトマトを食べる喜び、 そしてトトロが住む森に象徴される自然が 人間とまだ友達だったころの、 人と自然の在り方が綴られています。 アニメーションの想像力にあふれた 宮崎ワールドを彷彿とさせつつ、 活字で読むトトロの世界は、 「ああ、自分が子どもの頃は そうだったよね」と思わせる 懐かしい世界が展開します。 そしてこの本で 初めてトトロに出会う子どもたちには、 「トトロは本当にいるんだ!」 と思わせる素敵な世界が綴られています。 この本を読み終えたあとに聞く風の音は、 「あ、ネコバスが走っている」と 子どもたちはきっと思うことでしょう。 「すべてはここから」と宮崎駿監督が語る 「雨のバス停に立つ少女とトトロ」がカバーに。 これからトトロに出会う人にもお薦めです!
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