増補改訂版 誰にも死ぬという任務がある

曽野綾子

2024年2月28日

徳間書店

1,650円(税込)

小説・エッセイ

私たちは、人生をどう畳むべきか。「曽野流死学」の真髄が詰まった名著に、夫である作家・三浦朱門氏の在宅介護と看取りを鮮明に綴った日記を併載! 「最近、私は死ななければならない。私には死ぬという任務がある、と思うようになった」「人には最後に必ず負け戦、不当な結果を自分に与える戦いが待っている。それが死というものだ。負け戦は一回でいいという考え方もあるが、たった一回の戦いでもうまく処理するには、いささかの心の準備は要る、と私は思うのである」 【死に備えよ】 〇老人は自己責任で自然死を選ぶべき時代が来ている 〇ものごとは軽く、自分の死も軽く見る 〇この世に醜い未練を残さないこと 〇晩年はひっそり生きて、静かに死ぬ 〇老年の衰えは「贈り物」である 〇遺品の始末をしやすいように、ものは捨てる 〇最後に残るのは、財産でもなく名声でもなく愛だけだ 〇なぜ、ほとんどの人が人生の成功者と言えるのか? 〇「死んで死に切れる」人生とは?

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