長崎雨の港に死体が祈る

徳間文庫

辻真先

1995年6月15日

徳間書店

533円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

好奇心旺盛で、ムセキニン男を自負するフリーライターの夢瀬鬼人は、恋人の伊奈川莢のつてで探偵稼業を請け負うことに。依頼人は莢の友人で、長崎の不動産会社神谷商事の副社長、神谷ゆかりだった。ゆかりは、亡き先代社長の隠し子と称する得体の知れない女から遺産絡みの脅迫状がきたことで、極度に怯えていた。鬼人と莢は早速長崎へ向かう。そんな折、雨のオランダ坂で殺人が起きた…。書下し書篇推理。

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