花咲村の惨劇

徳間文庫

吉村達也

1995年11月30日

徳間書店

628円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

十年前に謎の首吊り自殺を遂げた父・耕之介が残した四行詩が、朝比奈耕作の運命を変えた。「四つの村から神が来る/花咲、鳥啼、風吹、月影/『四神』たちの崇りなり/我、秘密を知り過ぎたり」そして届けられた一通の手紙。助けを求めるその手紙は花咲村からのものだった。郷土史家の父が三十年前に訪れた鳥取県の寒村。桜が舞う中、伝説が蘇り、父の影を追う朝比奈を襲う。「惨劇の村」五部作、待望の文庫化。

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