
東京の優しい掟
徳間文庫
佐藤大輔
1996年3月15日
徳間書店
533円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
その日の朝、一等陸佐の許に届けられたのは、かつて彼の上官だった退役陸将補の死を告げる省内通信であった。葬儀に出席した彼は、参列している情報関係者の不審な態度から、老人の死に彼らが関与していたことを直感する。時を追うごとに膨らむ不安ー。保全部が音も無く調査を開始、さらに防衛庁内でもその実態が知られていない対敵諜報部門が動き出したことで、それは確信へと変わっていく。書下し長篇。
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