子宮の中の子守歌

徳間文庫

梁石日

1996年9月15日

徳間書店

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

事業に失敗し、窮地に追い込まれた朴秀生は義兄の姜真厳の誘いを受け、妻子を残して一人、住み慣れた大阪を離れて仙台へと向かった。義兄の経営する喫茶店の仕事を手伝うためだ。今度こそ真面目に働くつもりだった。しかし、それも長くは続かなかった。酒と女、そして金。朴は再び危険な綱渡りを始める。事業に失敗し、義兄にも見放された彼は、安住の地を求めて街を彷徨い歩く…。

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