
地獄と浄土
徳間文庫
山折哲雄
1998年1月15日
徳間書店
565円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
地獄や極楽などの抽象的な死後世界が、近来、心理学や精神医学の領域が拡大するにつれ、体験可能の既知の世界とすら言えるようになってきた。しかし、臨死体験を得ようとする試みは、古来から幾多もあったのだ。平安時代において、源信は独自の観想法でいかに浄土をわがものにするかという課題に挑戦。そこには、「生きる者」と「死にゆく者」との「孤独な協業関係」を追求する苦闘の跡があった。
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