やがての螢

京都市井図絵

徳間文庫

澤田ふじ子

2008年1月31日

徳間書店

691円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

清華家の庶子でありながら、長屋に住まう猿投十四郎は京都・北車屋町の風呂屋「梅乃湯」の用心棒代わりを務めている。「梅乃湯」に出前を届けるそば屋のお志保は、大店である実家から勘当されながらも、所帯を持たず女手ひとつで息子を育てているという。何か事情があるに違いない…。表題作をはじめ、京の市井に生きる人々の哀歓七篇。

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