
頼山陽(上)
徳間文庫
見延典子
2011年7月31日
徳間書店
827円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
歴史書『日本外史』で幕末の若者達を尊皇へと傾けた文化文政期最高峰の文筆家、頼山陽。その人生は、儒家の大家である厳格な父と父が信奉する幕藩制度への反抗から始まった。放蕩の末、二十一歳で脱藩、家を断絶寸前に追い込んだ青年山陽に翻弄される頼一族。だが「都に出て文筆家として名をなす」という山陽の夢をいち早く理解し応援したのは母の静だった。第27回新田次郎文学賞受賞作。
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