穴めぐり八百八町

穴屋でございます

徳間文庫

風野真知雄

2017年6月2日

徳間書店

726円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

どんな物にも穴を開ける「穴屋」佐平次のもとを訪れた恰幅のいい姫君。憎き姫君に茶会で恥をかかせるため、茶碗に穴を開けてくれという。後を尾けた先は薩摩屋敷。姫の話では藩邸内で佐平次やシーボルト、北斎の噂が出ているらしい。きな臭さを感じつつ依頼を成功させたが、知らぬ間に懐に入っていた紙には佐平次の本名「倉地朔之進」の文字が…(「洩れる穴」)。好評シリーズ。

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