最後の記憶 〈新装版〉

徳間文庫

望月諒子

2023年2月8日

徳間書店

803円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

『蟻の棲み家 』が大ヒットして、俄然注目が集まる著者による”本当に怖い”長篇サスペンス! 脳外科オペの最中、髄液を浴びて以来、 これから起きる出来事が脳裏に映像となって現れる。 脳外科医の戦慄体験を描く! 患者・秋山和雄を診察したのは7月の終わりだった。 CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。 脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた。 それが事件の発端だった。 手術の前日、執刀医が俺であることを確認した秋山は突然言った。 「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」 …何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。 頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。 俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。 脳外科医の身に何が起きたのか? 『蟻の棲み家 』の大ヒットで俄然注目が集まる著者による、本当に怖い長篇サスペンス!

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