魔峰の昏き月

残月の闇龍3

ソノラマ文庫

日下部匡俊

2004年11月30日

朝日ソノラマ

586円(税込)

ライトノベル

呪操兵の攻撃をかわし、濃密に群れ集う亡霊たちをアリーが放つ光で退けながら、ショク・ワンらは魅深山を進んで、〈聖地〉の洞窟を目指した。かろうじて辿り着いたものの、力尽きた一行が亡霊の群れに呑まれようとする寸前、あらわれたのは、光を放つエギガスの大剣と古吾伽式のアリー姫だった。いま、千年の時を経て、ゼン・イクの仕掛けた壮大な野望の扉が開かれようとしていた。そしてその頃、教都守護の城砦では、押し寄せる法王軍の前にエカシクは苦しい戦いを強いられていた。

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