認知症の看護・介護に役立つ よくわかる パーソン・センタード・ケア

鈴木 みずえ

2017年5月19日

池田書店

1,650円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

パーソン・センタード・ケアとは、「年齢や健康状態にかかわらず、すべての人々に価値があることを認め、尊重し、ひとりひとりの個性に応じた取り組みを行い、認知症をもつ人の視点を重視し、人間関係の重要性を強調したケア」です。英国の社会心理学者トム・キットウッド教授(英国ブラッドフォード大学)が1980年代に提唱しました。 実践するうえで大切なことは、認知症をもつ人がひとりの人として周囲に受け容れられ、尊重されること。まずは、認知症の人が「よくない状態のサイン」を出していないか、探ります。もし「よくない状態のサイン」があったなら、その人の思いを聞き、情報を集め、満たされていない心理的ニーズを見つけ、その人に合ったケアプランを考え、実践していきます。 ケアをしたことにより、認知症の人の「よくない状態のサイン」が「よい状態のサイン」に転換されたり、「よい状態のサイン」が維持され向上していくことがパーソン・センタード・ケアの目標になります。 本書では、認知症についての基礎知識、パーソン・センタード・ケアの基礎知識と実践法を、イラストを多用して、わかりやすく解説しています。 特に第3章では、「実践したいけれど、どうしていいのかわからない」という方のために、実践するために欠かせない「3つのステップ」(思いを聞く→情報を集める→心理的ニーズを見つける)を紹介し、理解が進み、実践への自信がつくように解説しています。 さらに第4章では、実践編として、病院や高齢者施設などでの実例をもとに、3ステップの進め方を紹介しています。 認知症の人をケアする前に知っておきたい3つのこと (考え方を変えましょう) ・認知症は「人でなくなる」ことではない ・BPSDを緩和するのは「ケア」 ・「その人らしくいられる」ケアを 第1章 認知症のことを知る ・認知症とは ・症状について 第2章 パーソン・センタード・ケアの基本 ・パーソン・センタード・ケアとは ・実践するうえで大切なこと 第3章 実践のための「3つのステップ」 ・サインから始まる3ステップ STEP1 思いを「聞く」 STEP2 情報を「集める」 STEP3 ニーズを「見つける」 第4章 パーソン・センタード・ケア実践編 食事、トイレ、お風呂、眠り、物盗られ妄想、歩き回る(徘徊)、 意欲、暴言・暴力、収集、車椅子

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