
ミスター・セバスチャンとサーカスから消えた男の話
ダニエル・ウォレス / 川副智子
2010年4月30日
武田ランダムハウスジャパン
2,420円(税込)
小説・エッセイ
1954年アメリカ。ある日突然、サーカス団から一人の魔術師が姿を消した。ヘンリー・ウォーカーー黒人の魔術師だった。謎の失踪について、そしてヘンリーの人生について、様々な語り手たちー団長、奇体の団員、私立探偵ーが各々に語りだす。702号室で出会った魔術師のこと、彼と交わした「血の誓い」、「愛のマジック」、殺人、黒人ではないこと…。次第に見えてくる、ヘンリー・ウォーカーという魔術師とは。マジックのように読み手を欺き、そして惑わせる。『ビッグ・フィッシュ』で広く知られた著者お得意のトール・テイルによって繰り広げられる、変幻自在な物語。
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