古書の来歴(下)
RHブックス+プラス
ジェラルディン・ブルックス / 森嶋マリ
2012年4月30日
武田ランダムハウスジャパン
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
500年の時を生き延びた稀代の古書“サラエボ・ハガダー”。それはなぜ造られ、どんな人々の手で守られてきたのか?鑑定をまかされたハンナがその本の中で見つけた白い毛、塩の結晶、ワインの染み、留め金の痕跡、蝶の羽が、15世紀スペイン、17世紀ヴェネチア、19世紀ウィーン、20世紀サラエボで起きた驚くべき苦難の物語を雄弁に語っていく!運命に翻弄されながらも激動の歴史に耐えた1冊の美しい稀覯本と、それにまつわる人々を描いた歴史ミステリ。翻訳ミステリー大賞受賞作。
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ケムケム
サラエボ・ハガダーは、多民族国家存続の象徴である
あくまで著者の創作だが、このサラエボ・ハガダーは、スペインでユダヤ人のためにキリスト教的な画風でイスラム教徒の女性がイランの筆を使って描いたことになっている。 正に、このハガダーは他民族国家存続の象徴なのだ。 しかし物語終盤になって盗まれてしまう。また主人公は、遂に母親と決別する。 重苦しい迫害の物語だけだったら最後まで読めなかった。 サラエボ・ハガダーがサラエボにある必然。
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