両性具有のシェイクスピア
塗木桂子
2006年2月28日
大阪教育図書
3,080円(税込)
人文・思想・社会
シェイクスピアの女性観が素晴らしいと思う。特に喜劇に登場する幸せなヒロインたちの生き方は21世紀の女性たちのお手本にしてほしいと思う。それは、両性具有的な(androgynous)生き方でgenderの呪縛から解放されて、matureな人間として生きていくということである。400年以上も前の作家が理想とした女性の生き方は現代女性の生き方に通じるのである。そんなことをテーマに書いてこれまで紀要で発表したものに少し加筆して、一つにまとめたのがこの本である。
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