「君たちはどう生きるか」を読み解く

あるジャーナリストの体験から

橋本 進

2018年12月16日

大月書店

1,980円(税込)

人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理

第1章 コペル君と視座の転換  1 吉野源三郎と『君たちはどう生きるか』  2 私の「へんな経験」と視座の転換  3 コペルニクス的転換とカント 第2章 人間の「立派さ」と「真実の体験」  1 「立派な」人とは  2 デカルト『方法序説』  3 修身教科書と『国体の本義』  4 エンゲルス『家族、私有財産、国家の起源』とベーベル『婦人論』 第3章 「網目の法則」とマルクス、エンゲルス  1 人間の志と職業  2 弁証法的唯物論の形成  3 エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』  4 現代とマルクス、エンゲルス  5 マルクス、エンゲルス『共産党宣言』  6 現代史とジャーナリスト  7 マルクス『資本論』  8 人間らしい人間関係とは 第4章 貧困と社会の発展  1 日本の貧しさをみつめた人びと  2 河上肇『貧乏物語』  3 名著の背景  4 生存権の思想と社会保障・福祉  5 「道徳の花園、学問の畑」をめざしてーー中江兆民『三酔人経綸問答』 第5章 挫折と自由への決意  1 人間の値打ちと英雄的精神  2 「神ノ国」の狂気  3 挫折と治安維持法  4 戦争への道ーー治安維持法体制    (1)精神の内面にまで介入    (2)民衆を呪縛・支配した「国体」    (3)思う壺にはまったジャーナリズムの責任    (4)欠落させてはならない“治安維持法と朝鮮人”の視点  5 未決の戦争責任とジャーナリズムの節操・未来責任    (1)治安維持法勢力の戦争責任    (2)言論の節操とジャーナリズムの未来責任 第6章 理性への信頼と期待、そして教育  1 精神の弁証法と吉野さんのメッセージ  2 体験的皇国教育史(スケッチ)    (1)根源的疑問の欠如をもたらしたもの    (2)小学校から大学までの天皇・軍国主義教育体験  3 児童文化と教養    (1)自由が禁句となるまで    (2)大正自由教育と児童文化    (3)文化、教養とファシズム 終章 コペル君の凱旋と吉野さんの視座 おわりに 吉野源三郎と橋本進  熊谷伸一郎(岩波書店『世界』編集長) 橋本進と六三年  橋本宏子

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