援助者の思想

境界の地に生き、権威に対抗する

リンダ・ジンガロ / 鈴木ふみ

2008年9月30日

御茶の水書房

3,520円(税込)

人文・思想・社会

多重の周縁性というアイデンティティと長年の援助者としての経験をあわせ持った著者が、“配慮ある「自己開示」”によって援助者たちの「肖像」を描きだす。性虐待被害をはじめとする援助の現場から生まれたフェミニストたちの対話は、“エンパワメント”の功罪と“声をあげる”ことの意味を冷静に見つめることで深化していき、やがて、倫理的思想実践である「社会変革」へと向かっていく。

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