ピアノ調律師の工具カバン
失われた音を求めて
アンジェロ・ファブリーニ / ピエトロ・マリンコラ / 酒井 陽子
2023年3月18日
株式会社音楽之友社
2,530円(税込)
エンタメ・ゲーム / 楽譜
ピアノ調律界の巨匠、アンジェロ・ファブリーニの回顧録。彼は完璧主義のピアニスト、ミケランジェリが最も信頼した調律師であり、現代最高峰のピアニストの美音を、プレイヤーと共に作り上げてきた名職人である。ポリーニのリサイタルでピアノに金に光るFabbrini(ファブリーニ)の文字を見た方も多いはずだ。アルゲリッチ、ツィメルマン、シフ、ルプー、バレンボイム、内田光子、キース・ジャレットも彼の仕事を絶賛してきた。 1934年にイタリアで生まれた彼は、これまでピアノを愛する多くの人々と共に歩んできた。彼とミケランジェリとの絆は特に深い。数々のリサイタルやレコーディングだけでなく、プライベートでも親密な仲であった。ミケランジェリの没後、彼は思わぬものをプレゼントされることになるーー 60年以上にわたり、誰よりもピアノそしてピアニストに寄り添ったファブリーニだからこそ、見て聞くことができたエピソードが満載。貴重な図版も必見である。 プロローグ 第1話 プロになるまで:地獄の音から天国の音へ 第2話 《Fabbrini》のロゴ入りピアノ、カーネギーホールに現る 第3話 やっかいなブランド:「口うるさい」とまでは言わないが 第4話 ピアノのセレクトと仕上げ:良くも悪くもフィーリング次第 第5話 工具カバンと旅行カバン:溢れる情熱でいつでも準備万端 第6話 ピアノの弦:時には指からとても遠く 第7話 調律に必要なもの:技術と、それから? 第8話 開演前と本番:はりつめた弦のように 第9話 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ:お蔵入りになったプロジェクト 第10話 偉大なピアニストたちとの仕事:私のマエストロたち 第11話 外伝:フィーリングの問題 第12話 失われたピアノを求めて アンジェロ・ファブリーニへのインタビュー 聞き手 ヴァレンティーナ・パーニ 訳者あとがき
みんなの評価(1)
starstarstarstar 4読みたい
0
未読
0
読書中
0
既読
1
未指定
3
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
レビューはありません
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X
LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
みんなのレビュー