
賢い人がなぜ決断を誤るのか?
オリヴィエ・シボニー / 野中 香方子
2021年7月2日
日経BP
2,200円(税込)
ビジネス・経済・就職
無意識のうちに判断をねじ曲げる「バイアス」と戦う方法 ■何を買うか、どのように貯蓄するかなど、人の意思決定は必ずしも「合理的」ではなく、最適な選択をしないことも多い。同じことは、ビジネスの意思決定についても言えます。人は、経済学者が考えるような合理的な意思決定モデルには従わないので、しばしば失敗を犯します。しかも、ただの失敗ではありません。ランダムではなく、規則性があり、予測可能なミスをします。これは、「認知バイアス」と呼ばれるエラーです。 ■人は他人のバイアスには気づけるが、自分のバイアスには気づきにくく、たいていの場合、自分のバイアスは克服できません。ですが、組織であれば、個々のメンバーが欠点を補いながら、バイアスの影響を最小限にとどめ、理性的な意思決定を下すことができます。 ■本書は、数多くの失敗事例を通じて「認知バイアス」とは何かを解き明かすと同時に、バイアスと戦う方法を、世界最先端の組織が実践している「40のテクニック」を中心にわかりやすく解説します。 ■ダニエル・カーネマン(『ファスト&スロー』著者)、アンジェラ・ダックワース(『グリット』著者)、アダム・グラント(『ORIGINALS』著者)らが激賞! 『賢い人がなぜ決断を誤るのか?』の主な内容 ■第1部 九つのトラップ 第1章 できすぎた話──ストーリーテリング・トラップ 第2章 スティーブ・ジョブズはかくも天才だった──模倣トラップ 第3章 どこかで見た覚えがある──直感トラップ 第4章 とにかく突き進め──自信過剰トラップ 第5章 なぜ、波風を立てるのか?──惰性トラップ 第6章 君にはリスクを取ってほしい──リスク認知トラップ 第7章 長期的に考えるのはずっと先にしよう──時間軸トラップ 第8章 誰もがそうしている──集団思考トラップ 第9章 私利私欲のためではない──利益相反トラップ ■第2部 意思決定の方法を決める 第10章 あまりに人間らしい──認知バイアスは諸悪の根源か? 第11章 戦闘に負け、戦争に勝つ──自らのバイアスを克服できるか? 第12章 失敗が許されない時──協働とプロセス 第13章 よい判断とは、正しい方法で下された判断──「予言ダコ」のパウルは優れた意思決定者か? ■第3部 意思決定アーキテクト 第14章 対話──多様な視点を持つ 第15章 意見の相違──異なる角度から物事を見る 第16章 組織の力学──意思決定のプロセスと文化を変える おわりに あなたは素晴らしい意思決定を下そうとしている
みんなの評価(5)
starstarstar読みたい
15
未読
1
読書中
2
既読
15
未指定
37
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
Readeeユーザー
より良い意思決定のためのテクニック
[1] 対話を指揮する 認知的に多様なメンバーを集める。 真の議論をするために、十分に時間を割く。 決定のためか、議論のためか、議題ごとに整理する。 パワーポイントの使用は控えてメモを用いる。amazon。 意思決定までに冷却期間を設けて、性急に結論を出さない。 悪魔の代弁者を議論に入れる。 検討中の選択肢に関して、実行不能になった場合にどうするか考える。 利害関係者以外で編成された臨時委員会を開く。 事前検死を行い、失敗の原因を予めリストアップして対策を練る。 [2] 意思の相違を促す ウォーゲーム。ワザと対立させる。 リアンカリング。 フィルターのかかっていない専門家の意見を聞く。 [3] 素早い意思決定の風土をつくる あらゆる階層から声が上がってくる風土を育てる。 報酬のシステムと組織の利益を一致させる。 実験、検証を奨励し、失敗を恐れず、隠さず、共有する。 スモールスタート。 失敗する権利を認める。 事実と議論に基づいて意見主張の変更を奨励する。 意思決定権を1人に集約しない。2人が納得しないと認許されないなど。
全部を表示
いいね0件