国産ロケットの父 糸川英夫のイノベーション
田中 猪夫
2024年2月16日
日経BP
2,200円(税込)
人文・思想・社会
2024年1月20日未明、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型月面着陸実証機SLIMが月面着陸に成功した、と発表した。その後、世界初のピンポイント着陸に成功したことが明らかになり、2台の自律型小型ロボットによる画像データ送信にも成功した。 我が国の宇宙開発を担うJAXAのルーツを遡れば、戦後ゼロからロケット開発に取り組んだ東京大学の糸川英夫研究室に行きつく。本書は、日本の宇宙開発の父で、次々にイノベーションを生み出した天才・糸川英夫(1912〜1999)のイノベーター人生に焦点を当てた評伝である。 以下は、本書「はじめに」から。 「2003年5月に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたJAXAの小惑星探査機「はやぶさ」が、長い苦難の末、小惑星「イトカワ(ITOKAWA)」に着陸してサンプルを取得した後、2010年6月13日にオーストラリアのウーメラ砂漠に無事帰還したのだ。世界初の地球・小惑星間の往復飛行の達成であり、世界初のサンプルリターンの成功として、大きく報じられた。(中略)「イトカワ」と命名したのは、糸川さんがかつて所属した東京大学宇宙航空研究所(現JAXA)の後輩たちだった。「はやぶさ」が打ち上げられて3カ月後の2003年8月のことだ。」 第1部 イノベーター糸川英夫の生い立ち 第1章 鳥居坂教会とアクロバット飛行 第2章 逆さ文字と手のひらの法則 第3章 ベートーベンとリンドバーグ 第2部 反逆のイノベーション 第4章 東京帝国大学工学部航空学科 第5章 反逆から生まれた一直線の翼 第6章 鍾馗・九七式艦攻とイ号爆弾計画 第3部 宇宙開発への道ーーバイオリンからペンシルロケットへ 第7章 ヒデオ・イトカワ号 第8章 国産ロケット打ち上げ 第4部 人生のイノベーター 第9章 焼き鳥の串と『逆転の発想』 第10章 種族工学研究所と人生24時間法
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