
押井守監督が語る映画で学ぶ現代史
押井守 / 野田真外
2020年10月30日
日経BP
1,980円(税込)
エンタメ・ゲーム
「観客には『自分が抱えている不安を、具体化、形象化してほしい』という気持ちがどこかに必ずある」 押井守監督はそう指摘します。 その時代に生きる人々の「無意識の不安」を探り当てて、エンターテインメントにするのが映画監督の仕事。不安の影を捉えればヒット作になるし、ビジネスにもつなげることができる、と。 この本で語られるのは、「宇宙大戦争」から「007 ロシアより愛をこめて」「仁義なき戦い」さらには「キャプテン・アメリカ」「ゲーム・オブ・スローンズ」まで、それぞれの時代をタイムカプセルのように封じ込め、大ヒット(中には渋いヒット)につながった映画とドラマ。第二次世界大戦から令和の世の中に至るまでを、エンターテインメントとして楽しみながら、その作品が作られた時代の背景を学ぶ、押井守監督による「現代史講義」、開幕です。ひと味違う映画ガイドとしても役立ちます。 いつもの押井節に乗って、自らの作品「THE NEXT GENERATION パトレイバー」についても解題していただきました。押井ファンには「オシイヌ」でおなじみ、西尾鉄也氏のイラストもたくさん収録しております。 エンタメ作品で時代を読み解く398ページ、押井節をたっぷりお楽しみください。 <本書で取り上げる主な映画> ●世界大戦争(1961年) 映画は「時代の不安」のタイムカプセルだ ●007 ロシアより愛をこめて(1963年) 冷戦期を象徴する「領収書100%OKの男」 ●仁義なき戦い(1973年) 取り残された人々の叫び 「こんな"戦後"に納得できるか」 ●野生の証明(1978年) 「お父さん、怖いよ!」 角川映画が業界に起こした革命 ●キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年) 「時代の不安」を描くエンタメ ハリウッド映画の底力を見た
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