
THE WORLD FOR SALE(ザ・ワールド・フォー・セール)
世界を動かすコモディティー・ビジネスの興亡
ハビアー・ブラス / ジャック・ファーキー / 松本剛史
2022年10月24日
日経BP 日本経済新聞出版
3,080円(税込)
ビジネス・経済・就職
フィナンシャル・タイムズ紙2021年ベスト・ビジネス書、エコノミスト誌2021年ベストブックスの1冊。 ウクライナ危機の唯一の勝者ともいわれるエネルギー企業。その最たる存在が世界最大級の資源会社、グレンコアに代表されるコモディティー商社だ。グレンコア、ビトル、トラフィギュラ、カーギル。彼らコモディティー商社の存在なくしては世界の資源・穀物・金融取引、そして、国家運営さえもが成り立たない。そして彼らは、日本経済の生命線を握る石油、石炭、鉄鋼、銅、アルミ、その他金属、穀物など、天然資源、農産物取引を牛耳るグローバル資本主義の最後の冒険者でもある。 内戦下のリビアから、コンゴ、クルディスタン、イラク、キューバ、カザフスタン、中国、そしてプーチンのロシアまで。コモディティー商社のトレーダーたちは現金の詰まったブリーフケースを手に世界を飛び回り、脱法行為、賄賂も辞さず、新興国・資源国の権力者に食い込む。そしてグローバル化とスーパー・コモディティー・サイクルの波に乗って巨万の富と巨大なビジネス王朝を築き上げてきた。 だが、その歴史と実像はほとんど知られてこなかった。石油ショックから、ソ連崩壊と冷戦の終焉、中国台頭、新興国・資源ブーム、デリバティブ取引の拡大、世界金融危機に至る世界の大きな変化に、コモディティー商社はどう商機を見出してきたのか。コモディティー業界を長年徹底取材してきたジャーナリストが、その成功・失敗、驚くべき興亡の物語を、規制強化、グローバル化の減速という逆風の強まり、新型コロナ・パンデミックでの本領発揮、新世代トレーダーの登場も交え、スリラーさながらに描き出した話題の書。 序 章 最後の冒険家たち 第1章 先駆者(パイオニア)たち 第2章 石油のゴッドファーザー 第3章 商社は最後の頼みの綱 第4章 紙の樽(ペーパーバレル) 第5章 マーク・リッチの凋落 第6章 史上最大の閉店セール 第7章 資本主義に冒された社会主義 第8章 ビッグ・バン 第9章 オイルダラーと泥棒政治家 第10章 目的地はアフリカ 第11章 飢えを儲けの種に 第12章 十億長者(ビリオネア)の製造工場 第13章 権力の商人 終 章 不都合な秘密はいくらでも
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