ESG格差
沈む日本とグローバル荘園の繁栄
松岡真宏 / 山手剛人 / 首藤繭子
2023年1月27日
日経BP 日本経済新聞出版
1,980円(税込)
ビジネス・経済・就職
お飾りのSDGsでは勝てない。混沌とする世界のサステナビリティ動向を俯瞰して見えてきた、残念な日本企業の姿ーー。 脱炭素(E)の追求は、エネルギー危機で迷走!ESGの焦点は、日本企業が苦手なSとGへ。 〔地球・社会によいモノ・コトを享受できる人・企業・国〕vs〔享受できない人・企業・国〕の対立が激化! 形ばかりのSDGs推進からグローバルな企業価値判断の指針であるESGに視野を広げ、ダイバーシティに配慮できるかどうかが、日本企業の今後の命運を分ける!ガバナンス改革に取り組む気鋭の経営コンサルタントが、国家や産業・企業、個人のESGへの対応能力の差を「ESG格差」と名付け、出遅れた日本企業に警鐘を鳴らす。ESGの本質が深く理解でき、2020年代を生き抜く指針となる啓蒙書。 イントロダクション 第1章 ESGは誰のためにあるのか 1 「良いデフレ」の終焉とグリーンフレーション 2 インデックスファンドが支配する世界 3 ESGで社会貢献に目覚めた機関投資家 第2章 ESG格差ーー分断される国家・企業・個人 1 Eが国家間の分断を生む 2 Gが企業間の分断を生む 3 Sが個人間の分断を生む 第3章 台頭する「21世紀の荘園」と沈む日本の大企業 1 グローバル大企業は21世紀の荘園 2 自己成長機会を提供するスタートアップ 3 地盤沈下した日本の大企業 4章 ESGはどこに向かうのか 1 忘却と視野狭窄──ESG推進を阻害するもの 2 禁酒法とESG 第5章 日本はESGを戦略的に活用できるか 1 ESGを戦略的に利用できる国家・企業 2 プロトコルとしてのESG
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