絶望を希望に変える経済学

社会の重大問題をどう解決するか

日経ビジネス人文庫

アビジット・V・バナジー / エステル・デュフロ / 村井章子

2024年4月3日

日経BP 日本経済新聞出版

1,540円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 文庫

2019年ノーベル経済学賞受賞者による受賞第一作、待望の文庫化 いま、あらゆる国で、議論の膠着化が見られる。多くの政治指導者がひたすら怒りを煽り、不信感を蔓延させ、二極化を深刻化させている。対立する人々は、話し合いをすることもままならなくなっている。ますます建設的な行動を起こせなくなり、課題が放置されるという悪循環が起きている。 * * * 社会全体を覆う「危機」において、経済学と社会政策は重要な役回りを演じている。 ●市場から見捨てられた人々を社会はどう救うか。 ●成長を回復するために何ができるか。 ●急拡大する不平等に打つ手はあるか。 ●貿易は不平等にどのような影響をもたらすのか。 ●貿易の未来はどうなるのか。 ●移民問題にはどう取り組むのか。 ●新技術にどう対応するのか。 * * * だが、「経済学者」への世間の信用度は、「政治家」に次いで二番目に低い。どうしたら「まともで良い経済学」の最新の知見を、もっと一般の方々に活用してもらえるようになるのだろうか。 よりよい世界にするために、経済学にできることを真正面から問いかける、希望の書。 Chapter1 経済学が信頼を取り戻すために Chapter2 鮫の口から逃げて Chapter3 自由貿易はいいことか? Chapter4 好きなもの・欲しいもの・必要なもの Chapter5 成長の終焉? Chapter6 気温が二度上がったら・・・・・・ Chapter7 不平等はなぜ拡大したか Chapter8 政府には何ができるか Chapter9 救済と尊厳のはざまで 結論 よい経済学と悪い経済学

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