学びあうオープンイノベーション

新しいビジネスを導く「テクノロジー・コラボ術」

古庄宏臣 / 川崎真一

2024年3月18日

日経BP 日本経済新聞出版

2,090円(税込)

ビジネス・経済・就職

提携相手の選択・対等でWin-Winな関係の構築・知的財産の組み合わせなど、オープンイノベーションを円滑に進める方法を徹底解説! 日本のモノづくりビジネスは、すべてを自社で行う「自前主義」の進め方ではうまくいかなくなってきている。そこで取り入れたいのが世界的にも主流になりつつある「オープンイノベーション」だ。他社と協力して進めるため、自社だけでは賄えない技術や知識を得て開発を進められる。ただ、日本では「企業同士で対等な関係を構築し、事業を進めることができない」点が大きな課題となっている。 オープンイノベーションを成功させるためには、1「対等な関係」の提携でなくてはならないこと、2対等な関係だからこそ、お互いに相手から「学ぶ場」でなくてはならないこと、3ゴールが「Win-Winの関係」でなくてはならないことの3つの基本要素が必要で、これらをクリアするために著者が考える「新しいビジネスを導くテクノロジー・コラボ術」を解説する。 コラボ術のポイントは、1自社の強みを活かし、他社のテクノロジーも活かすことで自社の弱みを克服する「テクノロジーの融合」を検討する、2その構想を実現できる提携相手を見極め、具体的なWin-Winの関係を構築する知的財産(ノウハウや情報資産を含む)の組み合わせをプランニングする、3そのうえで提携相手のビジネスも踏まえた成果の配分設計を行う、という3点で、事例を交えて実践方法を伝える。 さらに、コラボ術実現のための企業の意識改革として、受け身体質からの脱却や相手企業と学びあうことの重要性を説き、有識者のインタビューも交えて、日本のオープンイノベーションの未来を語る。 第1章 なぜオープンイノベーションはうまくいかないのか 1-1.自前主義の思考でオープンイノベーションを実施する落とし穴 1-2.なぜ「対等な関係」になれないのか 1-3.なぜ提携先と信頼関係を構築できないのか 第2章 新しいビジネスを導く「テクノロジー・コラボ術」とは 2-1.戦略的なテクノロジーの融合が市場を創る 2-2.Win-Winの関係を構築できる戦略的な提携相手の見極め 2-3.Win-Winの関係を構築する知的財産の組み合わせ 2-4.戦略的な成果の配分設計 2-5.提携先との信頼関係構築とリスクマネジメントの両立 第3章 オープンイノベーションを推進するための土台づくり 3-1.対等な関係を築くうえで必要なもの 3-2.自社の強みを再定義する 3-3.受け身体質を脱却する 3-4.学びあうために必要なもの 3-5.「学びあうこと」がオープンイノベーションの中核要素であり、価値でもある 第4章 これからのオープンイノベーション 4-1.日本のモノづくり企業は、このままでよいのか 4-2.歴史的必然としてのオープンイノベーション 4-3.学び敬いあうオープンイノベーション 4-4.技術立国日本の復活に向けて

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください