医師と患者は対等である
岸見 一郎
2023年5月8日
日経BP
2,640円(税込)
医学・薬学・看護学・歯科学
こんな時、医師と患者はどう向き合えばよいのか。医師は患者の思いをどのように受け止め、どんな言葉を掛けるのか──。日常診療の中で直面する様々な場面において、医師と患者が対等な人間として「共に歩む」ための心構えを、哲学者でありアドラー心理学を解説したベストセラー『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎氏が、医療機関でのカウンセラーとしての経歴や、心筋梗塞治療を受けた患者としての経験なども交えつつ解きほぐします。 はじめに ◆第1章 患者と信頼関係を取り結ぶ 患者の本心を引き出す医師の「聞き方」 患者から正確な情報を聞き取るために 診察室で注意すべき「大丈夫」という言葉 「脅し」にならずに患者の行動変容を促す 患者の治療への意欲をどう引き出すか 医師はいつ患者から「信頼」されるか ◆コラム 医師と患者の正しい距離感 医師と患者はどこまで親しくなっていいのか ◆第2章 薬を正しく使ってもらうために 「これは強い薬ですか」とたずねる患者の本心 「副作用が怖い」という患者が抱える思い 薬を指示通りに飲まない患者に何を伝えるか 不安で薬を多用する患者に向き合う三つの心構え ◆コラム オンライン診療での医師患者関係 画面越しの患者との「距離」をいかに縮めるか ◆第3章 困った患者にどう向き合うか 不確かな知識を鵜呑みにする患者 医師や治療に過度な期待を抱く患者 医師に嘘をつく患者 病気への怒りと不安をぶつける患者 すぐ診断名を知りたがる患者 過去に囚われて治療に前向きになれない患者 「治療の自己決定なんてできない」という患者 医師に全ての判断を委ねる患者 病状がかなり悪化してからようやく受診した患者 信頼できない行動を取る患者 人生の最終段階の話を忌避する患者 患者と家族の意向が異なる時 ◆コラム 医療者の心の持ち方 バーンアウトに陥る前に医療者が意識すべきこと ◆第4章 伝えづらい内容の語り方 不本意な結果を患者にどう伝えるか 包み隠さず説明するのはなぜ難しいのか 大病院への紹介時に「気休め」の言葉は禁物 完治しない病気の治療をどう患者に説得するか 病気でできなくなることを嘆く患者と何を話すか ◆コラム 近未来の医療で求められること AIが導き出した結果の伝え方 ◆第5章 患者と共に歩む心構え 医師は患者をほめてはいけない セカンドオピニオンの相談は患者からの信頼の証 患者が「見下された」と感じる医師の言い方 誰でも医学知識を持てる時代の医師患者関係 患者にとって「親身になってもらえる医師」とは 医師と患者が対等であるために必要なこと 医師が患者にいってはいけない言葉 医師と患者が「仲間」として共に歩むために 治療を通じて医師が患者に伝えたいこと
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