
カーボンニュートラル燃料のすべて
電動化、水素に続く第3の選択肢
アーサー・ディ・リトル・ジャパン
2023年6月16日
日経BP
2,640円(税込)
科学・技術
世界各国でカーボンニュートラル(CN)化の動きが加速する中、輸送部門におけるCN化を進める上での「電動〔電気自動車(EV)〕化」「水素活用」に続く第3のアプローチとして「燃料のCN化」が注目を集めている。本書では、バイオ燃料や合成燃料に代表されるこれらCN燃料の現状と可能性をグローバルに見渡し、普及に向けた産業・企業レベルでの課題や解決の方向性について提言していく。さらに、CN燃料に詳しい識者に現状の取り組みや見解を聞き、紹介する。 本書は5章で構成する。第1章では、CN燃料に対する主要な国・地域および石油会社のマクロな動向を整理し、第2章では主要なCN燃料の技術開発や事業化に向けた動向を紹介する。第3章では、各種の輸送機器における、CN化へのアプローチとCN燃料への期待を考察し、第4章では、これらを踏まえてCN燃料普及に向けたシナリオや市場予測、CN燃料の社会的普及に向けた必要アクションを提言する。最後の第5章では、CN燃料に詳しい識者のインタビューを紹介する。 はじめに 第1章 CN燃料を取り巻く環境 第1節 なぜ今カーボンニュートラル燃料か? 第2節 CN化方針の裏に潜む各国の事情と思惑とは 第3節 CN燃料普及で鍵握る石油メジャーはどう動く? 第2章 CN燃料別の動向 第1節 第2〜3世代に期待のバイオ燃料 第2節 CN燃料の原料としても注目の水素 第3節 合成燃料の鍵握る原料としてのCO2 第4節 合成燃料はどこまでCNか、コストは下がるか 第3章 用途別CN化状況 第1節 輸送機器のCN化、鍵握る3つの要素 第2節 商用車や建機・農機などのCN化、異なる課題とドライバー 第3節 SAF本命の航空機、水素やアンモニアを模索する船舶 第4章 CN燃料普及への道 第1節 CN燃料普及、3つのシナリオと左右する4つのドライバー 第2節 電動化一辺倒ではCN実現は難しい 第3節 CN燃料普及へ7つのボトルネックと必要アクション 第5章 識者に聞く 第1節 水と空気から造る合成燃料こそ脱炭素への鍵 日本は公社を設立し国策として進めよ 有限会社入交昭一郎代表 入交 昭一郎 氏 第2節 CN燃料があれば内燃機関でもCNを目指せる 業界全体の協力で、開発効率向上とスピード加速を ヤマハ発動機 取締役常務執行役員 技術研究・パワートレイン・車両開発領域管掌 丸山 平二 氏 第3節 2022年9月に合成燃料の協議会を始動、商用化へ加速 内燃機関でトップ水準の日本が「負けるわけにはいかない」 経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部長 定光 裕樹 氏 第4節 合成燃料は特効薬ではない だが、地球全体を救う助けになる イーフューエル・アライアンス 戦略・コンテンツ責任者 トビアス・ブロック 氏 終わりに
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